iDeCoで賢く資産形成！メリット・デメリットと成功の秘訣　【iDeCoはクレジットカード払いには非対応なので注意！】

iDeCo（個人型確定拠出年金）は、将来のために自分で資産を形成できる魅力的な年金制度です。

特に、自営業者やフリーランスの方にとって、国民年金や厚生年金を補完するための強力な手段となります。

今回は、iDeCoの基本から始め方、税制上のメリット、運用商品選びのポイントまで、詳しく解説していきます。

これを読めば、iDeCoを最大限に活用するための知識が身につくでしょう。

iDeCoのすべて：始め方とメリットを徹底解説

iDeCoとは何か？

iDeCo（個人型確定拠出年金）は、毎月一定額を拠出して資産を形成する年金制度です。

将来の年金を補完するために、自分で資産を運用して増やしていくことができます。

iDeCoの5つの主要な特徴

1. 最低月額5,000円からスタートできる
2. 掛金の受け取りは60歳から可能
3. 3つの税制優遇がある
4. 運用商品を自由に選べる
5. 原則として途中解約は不可

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

1. 最低月額5,000円から始められる

iDeCoの掛金は、月額5,000円から1,000円単位で設定できます。自分の経済状況に合わせて無理なく積み立てられます。

加入資格と拠出限度額

加入資格	対象者	拠出限度額
第1号被保険者	自営業者など	月額68,000円
第2号被保険者	会社員	月額23,000円
公務員	公務員	月額12,000円
第3号被保険者	専業主婦（夫）	月額23,000円

2. 掛金の受け取りは60歳から

iDeCoの掛金は、原則として60歳から受け取れます。受け取り方法には一時金と年金方式があり、組み合わせることも可能です。

受給開始年齢

加入期間	受給開始年齢
10年以上	60歳
8〜10年	61歳
6〜8年	62歳
4〜6年	63歳
2〜4年	64歳
1〜2年	65歳

3. 3つの税制上のメリット

iDeCoには、以下の3つの税制優遇があります：

• 掛金の全額所得控除：年間の所得税・住民税が軽減されます。
• 運用益が非課税：運用期間中の利益に税金がかかりません。
• 受け取り時の税優遇：公的年金等控除や退職所得控除が適用されます。

4. 自由に運用商品を選べる

iDeCoでは、元本確保商品（定期預金など）や投資信託から運用商品を選べます。投資配分は後から変更可能で、自身のライフステージに合わせて適切な運用ができます。

5. 原則として途中解約は不可

iDeCoは老後資金を形成するための制度です。原則として60歳になるまで掛金の引き出しはできません。計画的な資産形成が求められます。

iDeCoのクレジットカード払いには非対応

現在、iDeCoの掛金はクレジットカードで支払うことができません。口座振替のみ対応しています。積立投資をクレジットカードで行う方法についても紹介します。

クレジットカード払いなら積み立て投資がおすすめ！

積立投資（NISAや投信積立サービス）は、クレジットカード払いに対応しており、ポイントも貯まります。

下記の記事も参考にしてください！

iDeCoの支払方法とおすすめの引き落とし口座

iDeCoの掛金は、銀行口座からの口座振替でのみ支払うことが可能です。

また、会社員や公務員の方は給与からの天引きによる支払いも可能ですが、これは勤務先が事業主払込に対応している場合に限られます。

給与天引きを希望する場合は、事前に確認しておきましょう。

iDeCoの引き落とし口座の選び方

iDeCoの掛金を引き落とす銀行口座を選ぶ際には、以下の2つのポイントを重視することが重要です。

1. 口座管理料の安さ
2. 投資商品のラインナップ

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1. 口座管理料の安さ

iDeCo口座を選ぶ際、管理料の安さを確認することが欠かせません。口座管理料が安いほど、運用にかかる固定費を抑え、利益率を高めることができます。複数の金融機関を比較し、無料または安価な口座を選びましょう。

手数料の発生タイミング

手数料が発生するタイミング	支払い先	手数料（税込）
加入時（1回のみ）	国民年金基金連合会	2,829円
運用時（毎月）	国民年金基金連合会	105円
運用時（毎月）	信託銀行	66円
口座管理料（毎月）	信託銀行	0〜500円程度
給付時（受取毎）	信託銀行	440円

加入時には2,829円、運用時には毎月171円（国民年金基金連合会で105円、信託銀行で66円）の手数料が必ず発生します。長期的に掛金を拠出していく場合、管理料が安いまたは無料の口座を選ぶことが資産形成において有利です。

2. 投資商品のラインナップ

iDeCo口座を選ぶ際は、投資商品のラインナップも重要なポイントです。自分が購入したい商品や低コストで運用できる商品が揃っているかを確認しましょう。

投資信託のラインナップは多ければ良いというものではなく、質が重要です。インデックスファンドとアクティブファンドの両方に注目し、自分の投資スタイルに合った商品が揃っているかを確認しましょう。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

• インデックスファンド：市場の指数に連動することを目指し、運用コストが低い。
• アクティブファンド：市場の指数を上回る成績を目指し、運用のプロが選んだ銘柄で構成される。運用コストは高い。

おすすめの証券会社

SBI証券 SBI証券は、iDeCo口座開設数が最も多い証券会社です。セレクトプランでは、eMAXIS Slimシリーズを含む多様なインデックスファンドに投資できます。

マネックス証券 マネックス証券は、顧客満足度ランキングで4年連続1位を獲得しています。特にNASDAQ100指数に連動する商品が購入できる点が特徴です。

松井証券 松井証券は、老舗のネット証券で、eMAXIS Slimや楽天バンガードシリーズを取り扱っています。SBI証券や楽天証券の利点を併せ持つ投資を希望する人におすすめです。

ちなみに口座開設するならハピタスからするのが一番お得です！

まとめ

iDeCoは、老後の資産形成を支援するための強力な制度であり、税制優遇を活用することで効率的に資産を増やすことができます。

掛金の設定や受け取り方法、運用商品選びに工夫を凝らし、自分のライフステージに合わせた最適なプランを立てることが重要です。長期的な視点で計画的に取り組むことで、将来の安心を手に入れましょう。

iDeCoを始める際は、信頼できる証券会社を選び、運用コストを抑えて賢く資産を増やしていきましょう。